プログレッシブ!ウインド・オーケストラ 活動レポート

第3回レポート「今までの演奏会を超える音を」

こんにちは!
『響け!ユーフォニアム』公式吹奏楽団「プログレッシブ!ウインド・オーケストラ」のマネージャーの鳥越です!

ついに昨日3月27日から本格的なリハーサルがスタートしました。
(この文章は3月28日、2日目のリハーサルの最中に書いています)

27日で京都公演まであと7日、ということで楽団からもカウントダウン動画を公開中です!(初日はインペク3名でした。次は誰かな?)

毎日更新予定なので、私たちのアカウントにもご注目ください!

楽しみにしていた「ダッタン人の踊り」は、というと…、とてもカッコよかったです!
わくわくしました。
もっと語彙力がほしいところですが、それはまぁお楽しみに…!ということで。

実は1日目のリハーサルを聴いていて思うことがありました。

このバンドがもっと良くなる(鳴る)ためにはどうすればいいんだろうか、と。
すでにすごく良い!すごく良いけど、 “劇中のコンクールのシーンでの、あの一瞬にかける演奏”…みたいな、もっと一つにまとまった音をこのバンドが出すためにはどうすれば…と、欲が出てきたのです。

そこでメンバーにひとつお願いをしてみることにしました。

「皆さんが過去に出演していたあの頃の演奏をなぞるのではなく、そしてキャラクターの音をそのまま再現しようとするのではなく、皆さん自身の“今”の音を音楽にしてほしいです。それが「響け!ユーフォニアム」の新しい音楽になっていくはずです。」

一言一句同じではないですが、そんなことを伝えました。

プログレッシブ!ウインド・オーケストラは、演奏していた年代がバラバラな人たちの集まりで、元2014も、元2016も、元2019も、最高の音楽を奏でてきました。
どの年代もその時の最高を目指して音楽を作ってきました。

だからこそ、このチームならば、それらをも超える演奏を作ることができるはずです。
そのために、まず越えるべくは過去の自分達であり、これをひとつの指標としてほしかったのです。
(大和田先生に「こういうことを思っているんですけど…」と相談したところ、「それはぜひみんなに伝えてほしい。明確な目標が見えると思う。」とおっしゃってくださいました)

指標を示したかったのにはもうひとつ理由があります。

メンバー皆が「響け!ユーフォニアム」が大好きであるが故に生じるズレ、そして、それぞれがリハーサルに真剣に取り組むからこそ生まれる意思疎通のズレ。
リハーサルが進行していくにつれ、この2つの“ズレ”が大きくなってくるのです。

好きがゆえのズレ、というのは想いの差です。
ここで勘違いをしてほしくないのは、想いの差というのが、=好き嫌いの差ではない、ということです。
好きであるからこそ、見たい景色が違って、向いている方向がバラバラになっていってしまいます。

意思疎通のズレ、というのは考え方の差です。
自分が提案する選択肢、そして周りから提案される選択肢が増えれば増えるほど、生まれてきます。
先日のレポートに書いた“音の会話”がうまくいっているからこそ、お互いのことが理解できるようになるからこそ、考え方はぶつかります。

この2つの“ズレ”は、個々の技術力の差や音楽感の差からくるものではないので、ある時「あれ?なんかおかしいな、噛み合わないな」と思ったとしても、バンドの中にいると原因を見つけるのが困難だったりします。
これらを少しでもなくしていくためにも、指標を示したかったのです。

大和田先生も、今日はアクセルをひと段階上げた熱のこもったリハーサルを展開しています。
このバンドに可能性を強く感じているからこそ、時に厳しい言葉を口にします。
メンバーたちもそれに応えようと必死で食らいついています。

初日は約6時間、2日目は約4時間のリハーサルを行い、この2日間でセットリストの曲を全て網羅しました。
しかしまだまだこれからです。

こうして日々少しずつ、しかし劇的に進化していく。
そう、これこそが“プログレッシブ!”という名前を持つバンドの真髄です。

演奏会ではこんな私たちの“今”をお届けできると思います。
ご期待ください。
(あまりに演奏が変化して、音楽していることに驚いたので、内容を変更してお送りしました。身内であることを差し引いても、必見必聴だと思います。)

さて。
こちらが本編という方も多いと思いかもしれません(自虐)
長ーい前説(?)は興味がある方のみ目を通していただいて(自虐)
ここからはメンバー紹介のコーナーです!

サクソフォーン
外﨑 遥(とのざき はるか)
同じサックスで同じ名前(かな表記)の小笠原晴香部長が推し。
納豆以外の全ての食べ物が好き。
第1回定演の温かい拍手は忘れられない思い出。
参加バンドは2014。

クラリネット
二瀬 結衣(ふたせ ゆい)
コンサートマスター。
いつも買い物しているお店のポイントが10,000円分貯まった。
やってみたい楽器はトランペット。「三日月の舞」のソロに挑戦してみたい。
福岡の美味しいものなら任せてほしい。
参加バンドは2016、2019。

ハープ
大隅 レオナ(おおすみ れおな)
全てがデートスポットになる横浜出身。
マジエンジェル中世古香織先輩のおかえりオーディションの「上手じゃなくて...好きなの」で号泣。
いつも近くに来るチューバくんが怖い。
参加バンドは2016、2019。

フルート/ピッコロ
幅 絵理香(はば えりか)
宝くじが一等の組み違い前後番号だった(はずれ)。
やってみたい楽器はチューバ。高音担当として低音に憧れる。
最近新しい家族(わんこ)が増えた。
Free!のオケコンにも参加。
きらめきパッセージの録音バンドに参加。

クラリネット
笠 歌純(りゅう かすみ)
第5回定期演奏会のコンマス。
豆柴カフェに行ったらとても懐かれた。
曲の一番良いところで、ホルンで目立ちたいと考えている。
参加バンドは2019。

それでは、このへんで。
また次回の更新をお楽しみにー!

■プログレッシブ!ウインド・オーケストラ公式ツイッター
@Progressive_WO
■公式推奨ハッシュタグ
#progressive_WO
(楽団やメンバーの情報はこちらでもご紹介しています)

プログレッシブ!ウインド・オーケストラ Profile

演奏面の進化とこれからの更なる成長のために、「“かつてフレッシュに演奏をしていた楽団のメンバー”を対象としたオーディション」によって誕生した楽団である。 2014年から続く数々のイベントやコンサート、そしてレコーディングに参加した出演者の中から選りすぐりのメンバーが集結した。

「作品への愛」を持って奏でられる音はこれまでと変わらず、個々が培ってきた経験を活かした演奏力はそれぞれにレベルアップし、更にこれらがメンバー間で相乗効果を産むことで、良い化学反応が起こることが期待されている。 「プログレッシブ」とは“進歩的なさま”“革新的なさま”という意味をもち、クオリティの高い、更に先に一歩進んだパフォーマンスをお届けする。